タクシードライバーのデメリット

夜間の乗務を担当する場合は生活のリズムが不規則になりやすい

タクシードライバーは、年齢や性別などのハンデがなく就職しやすいという特徴がありますが、一年を通じて労働時間が長くなりやすく、身体の疲れがなかなか取れないことに悩んでいる人が多くいます。特に、タクシー会社に正社員で採用された場合は、夜間の乗務を任される機会が多くなり、生活リズムが不規則になりやすいといったデメリットがあります。また、ドライバーの人員が不足しがちな会社においては、希望通りに休日が取れなかったり、残業を命じられたりすることも少なくありません。そうした中、求人探しの際にタクシードライバーとして働きやすい会社を選ぶうえで、業務中に休憩時間を確保しやすいところや、定期的に長期休暇が取れるところを探してみましょう。

長く勤めても思うように基本給が上がらない会社が多い

タクシー会社で働くドライバーは、それぞれの会社の業績や人事制度などによりますが、他の業種の正社員と比べて、長く勤めても思うように基本給が上がらないといった問題があります。たとえば、地域に根差した中小規模のタクシー会社においては、業績悪化の影響から基本給だけでなく手当やボーナスなどの金額が減らされることもあり、仕事に対するモチベーションが保てないドライバーも珍しくありません。そこで、タクシードライバーとして安定収入を得たい人は、大手の賃金のベースアップが行われるタクシー会社を就職先に選んだり、一定期間タクシー会社で経験を積んだ後に、個人タクシーのドライバーとして独立を目指したりすると良いでしょう。

宅配便の増加に伴い、ドライバーの確保は各社の優先事項です。ドライバーの転職を目指すなら、より良い条件が選べる今がチャンスでしょう。